昭和49年相撲部…本当は…恐かった…

f:id:hatosarueru:20190923152209j:plain

「三箇山!!しっかりぶつかれ!!」

怒号のような激が飛ぶ

高校相撲部稽古

正面からぶつかるのは、本当に恐かった…

正面からぶつかるのが相撲なのに…

俺は…結局のところは相撲は出来ていなかった…

突き、押し、四つ、

どれをしても十分に力が入らない…

突き押しでの手が伸びない…

思い切り当たれない…

当たりが弱い…

ぶつかると、首も頭も痛みがある…

体重も当時、今より軽く、

体重なければ勝てない…

増やそうとしても、運動量以上に食べなければならない…

先輩、同級生、後輩の顔を見ると、自信に満ちた眼をして俺を睨む…

俺は…

相撲は、睨み合う

それが立合、

日々恐怖心との闘いだった…

怖くて怖くて仕方なかった…