2020-07-17 掌で持ち上げた 「待って…ください…寅雄さんは、許してください…言う通りにします…寅雄さんは…放してください…」庭師辰に腕を掴まれた寅雄さんを見て、俺は…必死に哀願した「今夜はたっぷりと仕置きをしてやる!」片品親爺が冷たく言い放つ庭師辰の手が寅雄さんから離れた「お願いします」片品親爺の気が変わらないうちにと、俺は…丹波の前に両手をついて頭を下げたその顎を丹波が掌で持ち上げた