2020-06-26 慕ってしまう… 片品親爺は、くくくくと笑ったあと、わざと手の匂いを嗅いで見せる濡れたタオルを数枚手にし戻ってきた寅雄さんは、灰色の綿紬の浴衣を着ていた山吹色の麻の小袋帯との色合いが落ち着いている寅雄さんは傍らにタオルを置いて、今まで片品親爺のいた太股の間に入った自分にはない寅雄さんの熟年の匂い咎められても上品な寅雄さんに魅せられ慕ってしまう…