駆け巡る
「嗚呼…片品親爺様…」
「ケツ×ンコが疼くのか!(笑)浴衣を捲れ!(笑)」
片品親爺は、胸肉を鷲掴みにしたままグイっと持ち上げた
短い声を上げた俺の体が、鏡台のスツールから浮いた
「ほれ!(笑)さっさと捲れ!(笑)それとも飯にするか?!(笑)」
片品親爺が唇を歪めた
半端な火照りのまま飯等食えるはずもない…
俺は…浴衣の裾を捲り上げた
(いやらしいことが好きなのだろ…三箇山は片品親爺殿に触れられて、先走り溢れ出す…片品親爺殿の指や口で触られるのが好きなのだろ…片品親爺殿も三箇山のことが好きなんだぞ…)
寅雄さんの言葉が頭の中を駆け巡る