股縄を鴨居に

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庭師辰と交代して俺の前に立った片品親爺は、汗ばんでねっとりした顎を掌に乗せて、白っぽい舌を出し、プックリとした唇をなぞられる

股間縄の縄尻を縄尻を持って後ろに立った大介は、俺の頭が動かないように側頭部をがっしり掴んだ

「股縄を鴨居に回せ!(笑)」

大介は直ぐ様欄間と鴨居の隙間に縄尻を引っかけ、撓みのないように結んだ